ミステリアスなビジュアルと東洋と西洋を掛け合わせた摩訶不思議な音楽で、今世界中の早耳ファンがこぞって話題にする3ピース・バンド、グラス・ビームス(Glass Beams)。名門レーベル〈Ninja Tune〉との契約が発表され、フジロックへの出演も決定するなど急速に注目度が高まる中、先週デジタル/ストリーミング配信先行でリリースされたEP『Mahal』のフル・パフォーマンス映像が新たに公開された。
本作は、日本語帯付き12インチとタワーレコード限定国内盤CDでの発売も決定するなど、アルバム・デビュー前のアーティストとしては異例とも言える盛り上がりを見せている。
ラジャン・シルヴァを中心にメルボルンで結成されたグラス・ビームス。ミステリアスなビジュアルと東洋と西洋を掛け合わせた摩訶不思議な音楽で、今世界中の音楽ファンを魅了する彼らのスタイルの背景には、1970年代後半にインドからメルボルンに移住してきたラジャンの父親に対する思いと、幼少期の思い出があるという。故ジョージ・ハリソンへのトリビュート公演『Concert for George』のDVDを父親と見た記憶の中で、インドの伝説的シタール奏者ラヴィ・シャンカールと娘のアヌーシュカが、西洋のアイコンであるエリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ELOのジェフ・リンと共演した姿が目に焼きついていた。また父親のレコード・コレクションを通して、B.B.キングやマディ・ウォーターズといった正統派ブルースとともに、ボリウッドを代表するアーシャ・ボースルやマンゲシュカルなどを聴いて育ち、R.D.バーマン、アナンダ・シャンカール、カルヤンジ・アナンジといったインド人アーティストによって開拓された、西洋の音楽スタイルと伝統的なインド音楽の融合に惹かれていった。
無国籍感溢れるエキゾチックな世界観を作り上げた彼らは、2021年にリリースされたデビューEP『Mirage』をリリース。SNSとストリーミング、口コミを通じて話題となり、瞬く間に音楽ファンの間で噂が広がっていった。デビュー作のいきなりの成功で招待されたフェスティバルでは、『Mirage』EPの収録曲と、20分の未発表曲を披露。その未発表曲の初期段階のパフォーマンス映像が、何百万回もの再生回数を記録し、熱狂的なファンを急速に増やした。2023年のツアーを終えた彼らは、その20分の楽曲をレコーディングするために自宅スタジオに戻り、完成した作品は『Mahal』と名付けられた。聴く者すべてに魔法にかける神秘のプリズムが今世界に解き放たれる。
リリースinfo
label: Ninja Tune / Beat Records
artist: Glass Beams
title: Mahal
release: 2024.05.17
タワーレコード限定国内盤CD (数量限定)
https://tower.jp/artist/discography/3867327
配信リンク >>> https://glassbeams.lnk.to/mahal