様々な楽器を操る天才マルチ奏者、FKJことフレンチ・キウイ・ジュースが、超ロングセラーとなったデビューアルバム『French Kiwi Juice』以来となる待望の2ndアルバム『V I N C E N T』のリリースを発表!伝説のギタリスト、サンタナが参加した新曲「Greener」が解禁!




デビューアルバム『French Kiwi Juice』で、瞬く間に音楽ファンの注目を集め、EP作品『Ylang Ylang』も日本限定でCD化、ウユニ塩湖でのパフォーマンス映像や盟友トム・ミッシュとのコラボレーション、AppleのCMで楽曲が使用されるなど、レイドバックしたビートに、ピアノやギターのメロウな音色が織りなす極上のグルーヴで多くの音楽ファンに愛されているFKJ。一人で様々な楽器を操る唯一無二のライブ・パフォーマンスで、世界各国でヘッドライン・ツアーをソールドアウトさせているほか、キャリアを通してのストリーミング数の合計は既に10億を超えている。

数々の伝説を創り上げてきたギタリスト、サンタナの音楽を聴いて育ったという彼は、本アルバムの制作中に、インスピレーションを与えてくれたことに感謝する手紙を彼に送ったことを明かしている。

小さいころ、まだSpotifyなんかない時代にラジオをかけて、彼の曲「Smooth」 が流れてくるのを待っては録音していたことを伝えたんだ。サンタナはまるで楽器が自分の言葉を持っているかのように演奏していて、それが僕に語りかけてくるようだった。僕のトラックで演奏 してもいいと言ってくれるなんて、思いもしなかったよ。

そうして出来上がった「Greener」は哀愁のギターが全編に響き渡るネオソウル・ジャムに仕上がっており、才能溢れるマルチ奏者で類稀なプロデューサーであるFKJというアーティストの魅力を様々な側面から表現している。ジャンルにとらわれず、変化し続ける時代のトレンドに合わせて常に新しい世界を開拓しつつも、唯一無二のスタイルと美学を貫くFKJ。本楽曲は彼の音楽に対する誠実さと情熱を感じられる一曲だ。




「Greener」は一晩で書き上げた曲で、僕がよく考えることをテーマにしているんだ。僕たちは必要なものを何でも持っているのに、自分の生活を他人と比べてそれをうらやましく思う。特にSNSでは、誰もが完璧な人生を送っているように見えるから。
夜中にフェンダー・ベースVIをいじっていて、そこから作曲を始めた。この楽器が大好きなんだ。それから歌詞を書いて、生ドラムとリード・ギターを加えて最初のバージョンを作った。そうしたら、この最初のバージョンを聴いた友達が、リード・ギターにサンタナの影響を感じると言ったんだ。確かに、と思った。僕は彼の音楽で育ったし、彼の音楽を聴いてギターを学んだ思い出もたくさんある。だから彼に手紙を書いて、長い間インスピレーションを与えてくれたことに感謝した。そのときに「もし「Greener」という曲を気に入ってくれたら、もちろん参加大歓迎です」って追伸に書いてね。冗談のようなもので、何の期待もしていなかったんだけど、カルロス・サンタナはその音楽を聴いて、ぜひ参加したいと言ってくれたんだ。
– FKJ

「Greener」でブラザーであるヴィンセント (FKJ)とコラボレーションし、音楽をシェアできて嬉しかったよ。私たちは一緒に、色彩、質感、音楽性のキャンバスの中で描き、それがみんなに勇気と、自分自身が持っている光と人生への深い気づきをもたらすと確信してる。それが実現すれば、世界から分裂も分離も恐怖もなくなる。ただ喜びだけが存在する。
– Santana

2ndアルバム『V I N C E N T』は、プロデューサーやマルチ奏者としてのみならず、アーティストとしての更なる飛躍を提示し、FKJの革新的なアーティスト性をより際立たせている。そのコンセプトは、2020年以前にロサンゼルスを一人旅したときに生まれたという。

完全に一人で過ごして、携帯電話の電源を切り、あらゆるものから離れて自分が何をしたいのか考える時間をとった。

そこから彼は、10代の頃の自由さを引き出したいと思うようになった。

その頃は特に考え過すぎることもなく、純粋に遊び心で音楽を作っていた。

『V I N C E N T』の一曲目であるフューチャー・ジャズ調の「Way Out」は、可憐なピアノのモチーフが軽快なトラップ・ビートと落ちついたストリングスで強調された、遊び心溢れるオープニングトラックだ。アルバムの最後を飾る子守歌のような「Stay A Child」には、このアルバムのテーマが凝縮されている。




純粋な楽しみのために音楽を作るという、失われた無邪気さを取り戻したかったんだ。

フィリピンの自宅スタジオに戻ったFKJは、Wi-fiのない環境で、世界的なロックダウンが差し迫る中、文字通り現実世界から切り離され、音楽の無限の可能性を探求することができた。

時には一晩中没頭して、日が昇ってから寝ることもあった。

この自由から、表現力豊かで感動的なアルバムが誕生した。彼の妻ジューンへの美しいラブソング「Us」や、90年代のヒップホップ・フレーバーをそっとスローダウンさせた「IHM」のように、収録曲の多くは、あざといくらいにロマンチックで、時にはかなりセクシーで、気まぐれな一面も垣間見られる。また本作には、FKJの世界観を表現するのにふさわしいゲストが参加している。穏やかなサウンドながら、力強さも感じさせる「Brass Necklace」には、((( O ))) ことジューン・マリージーが参加している。現実世界からの逃避をうながすようなスペーシーな雰囲気が漂う「A Moment of Mystery」には、トロ・イ・モアが参加。「Can’t Stop」ではリトル・ドラゴンのユキミ・ナガノが、独自のヴォーカル・スタイルを見せている。ピアノやハンドクラップ、ソウルフルなヴォーカルが見事に調和した「Let’s live」では、よりダンサブルなFKJの初期作品への回帰も見られる。FKJの曲はどれも無数のアイデアで光輝いているが、決して度を過ぎていたり、目まぐるしすぎたりすることなく、一貫してFKJの世界観を提示していることからも、彼のずば抜けたセンスと才能の高さを窺い知ることができる。

『V I N C E N T』は不思議な魅力を持つ作品で、一聴してわかる心地良さだけでなく、何度も聴き込み、深く掘り下げた瞬間に得られる快感も備えた魅惑的な作品だ。完璧主義の彼にとって、今作は挑戦的なものでもあった。

僕は完璧主義者で、それを直すのは難しいんだ。でも、今回はそれを振り払って、音楽に身を任せてみたら、完全に自由になれた気がしたんだよ。

FKJ待望の2ndアルバム『V I N C E N T』は、CDとデジタル/ストリーミング配信で6月10日(金)に世界同時リリース!LPの発売は7月22日 (金)に予定されており、日本語帯・解説書付の限定盤もリリースされる。国内盤CDと日本語帯付限定盤LPは、オリジナルTシャツ付セットでも発売される。




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