Rolandが音響ミキサーの役割も果たすプロクオリティDJコントローラー「DJ-707M」を発売

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ローランド(Roland)が本格的なDJプレイを行うための機能を備えながら、さまざまな環境での音響調整に役立つ、軽量で可搬性に優れたDJコントローラー『DJ-707M』を発売することを発表した。

近年のDJは、パソコン上のDJソフトと専用のDJコントローラーでプレイするスタイルが主流になっている中、ローランドは2016年に世界的に普及しているDJソフト「Serato DJ」に対応し、優れた操作性と性能を持つDJコントローラー「DJ-808」を発売。これまでに高い評価を得てきた。



現在DJが活躍する場所は、クラブやライブハウスでのイベントのみに限らず、ウェディング・パーティーや店舗のオープニング・イベントなどの会場に機材を持ち込んでDJプレイを行う、「モバイルDJ」と呼ばれるプロのDJも多く存在している。そのような「モバイルDJ」は、DJとしてだけでなく、会場全体の音響に関する調整を担当することが一般的だ。そのため、DJ機材に加えて、音響用ミキサーなどの機器を準備する必要があり、この手間は悩みの一つ。しかし、『DJ-707M』は、このような「モバイルDJ」のニーズに応える設計が施されているのが特徴だ。

そんな『DJ-707M』の特徴は以下のとおり。




■さまざまな音源に対応する入力と、フレキシブルなセッティングが可能な出力
『DJ-707M』は、2系統の高音質マイク入力端子を装備。音を補正するEQ機能やエコーなどのエフェクト(音響効果)も搭載しているため、イベントでのMCやアナウンス、歌のパフォーマンスにも便利です。マイク2系統に加えて、5系統の入力を持ち、パーティーでのバンド演奏、スマートフォンに保存した音源の再生のほか、幅広い用途に対応します。また、3系統の出力端子を備え、系統ごとに音量の調整とEQなどの設定が可能です。そのため、会場の規模や状況に応じてメインのスピーカーとモニター用のスピーカーほか、それぞれの出力に最適な音響の調整を行うことができます。

■機材トラブルの回避や、スムーズな進行に役立つ機能
『DJ-707M』は、2系統のUSB接続に対応。メインのパソコンに加えてバックアップ用のパソコンを準備しておけば、トラブルが発生した際にも安心です。また、イベントの会場や内容に合わせて音声入出力を調整し、その設定を保存しておくことができる「シーンメモリー機能」を搭載。その時々の状況に合わせて何度も調整作業をする手間を省き、スムーズなイベントの進行に役立ちます。

■「モバイルDJ」の要求に応える軽量・コンパクト設計
『DJ-707M』は、1台でプロの要求に応える高い性能と多彩な機能を搭載しながら、わずか3.5kgと軽量。474 x 331 x 73mmのコンパクトサイズで可搬性に優れ、筐体は持ち運びを想定した、頑丈な設計です。

モバイルDJに最適なだけでなく、音響用ミキサーとしても使える利便性と軽量化を実現した『DJ-707M』は、2019年8月31日(土)に発売される。



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