DOMMUNEにてDJたちが電気グルーヴの音源のみを使用してプレイする緊急特番「DJ Plays “電気グルーヴ” ONLY!!」を3/26(火)19時より5時間に渡って放送することを発表した。
同放送は、DOMMUNEのサイトによると”ピエール瀧氏の逮捕を受け、地上波のワイドショーでは、電気グルーヴ、ひいてはテクノミュージック/クラブカルチャー全般を、”違法薬物が蔓延している悪の巣窟”であるかのような報道が連日なされています…。世界のエレクトロニック・ミュージックを歴史的/学術的な観点から切り取り、SNS黎明期より数百時間にも及ぶ番組を 積極的に配信してきました我々DOMMUNEは、サブカルチャーの豊かな源泉であるクラブシーンを、ゴシップとして消費しようとするこのような報道に関しまして、大変遺憾なことと受け止めております”とあり、DOMMUNEからの意思表明的内容だ。
【超緊急告知!本日電気グルーヴ"だけ"の5時間!電気グルーヴ"だらけ"の300分!】#DOMMUNE<3/26火>■19時〜24時「DJ Plays"電気グルーヴ"ONLY」WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE!DJ:DJ WADA、KEN ISHII、SUGIURUMN、Licaxxx■ステートメント&スタジオ観覧予約▶︎https://t.co/m6xFMoTzJu pic.twitter.com/PT1szQZziP
— UKAWA NAOHIRO™ (@DOMMUNE) March 26, 2019
また電気グルーヴ作品の販売、配信停止措置やその影響として”ヤフオク、メルカリでは、無謀に価格が高騰してしまっている現状”に対し、至極ナンセンスだと捉えられることが出来るとも発言。しかし、一方では”コンプライアンスに細心の注意を強いられる現在、今回のレコード会社側の苦渋の決断とその重さも我々は音楽メディアとして理解しているつもりです”とレーベル側の判断にも理解を示している。
こういったジレンマに対して、「では、いったい音楽は誰のものなのでしょうか?」と疑問を投げかけるDOMMUNE。そのジレンマを乗り越えるために音楽メディアであるDOMMUNEは、ミュージックラヴァーの意思を受け、急遽本日3/26火曜日、まる1日5時間、電気グルーヴの音楽のみがプレイされるプログラムを全世界に向けて配信することを決めたとのこと。
「DJ Plays “電気グルーヴ” ONLY!!!!!」と題されたこの放送では、石野卓球氏主宰の「WIRE」にこれまで出演してきたアーティスト達 = DJ WADA、KEN ISHII、SUGIURUMN、Licaxxxがリスナーを代表して出演。これまでリリースされた電気グルーヴの全音源からセレクト/プレイして、唯一無二の電気グルーヴの世界をサイバースペースに響かせる。
“WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE!そう、音楽は我々皆のものである筈です!”と最後にメッセージを締め括るDOMMUNE渾身の放送に注目したい。