近年のLo-Fiハウスの隆盛とリンクし、レトロなアナログ・ハードウエア機材の人気の復権が久しいが、その中でも現在、ここ日本においても着実に愛好家を増やしているのが、モジュラーシンセ。
ラックにユーザーの好み毎に組まれたモジュールを使い、個性的な音を奏でていくこの機材だが、そのコミニュニティーとして立ち上げられた「THINGS -Electric Dance Modular-」が、初となるモジュラーシンセでダンスするイベントを9/14(木)に渋谷・Circus Tokyoにて行う。
👉モジュラー・シンセ界隈の気鋭アーティストがラインナップ!
イベントには、現在はWSZ80のソロ・プロジェクトとなったLEF!!!CREW!!!、galcid、Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)が最近のライブで披露したモジュラーラックの中でも特に愛用しているというモジュラー”M.A.S.F.”の制作者で、モジュラーコミュニティーの中で圧倒的に極悪なプレイをすると評されているTARO AIKO、モジュラーシンセの展示も多い宮地楽器ウーリーズのスタッフでもあるZ_Hyper、専門ウェブショップ・CLOCK FACE MODULARを運営するRINTAROらがメインフロアにて、それぞれの特徴あるモジュラーシンセライブを披露する。
また、普段はDJが入り、その場を盛り上げるラウンジフロアにもこの日はイベントをWSZ80とともにオーガナイズするSakanaを始め、100take、Tin Clocks、tatata5ら4組のモジュラー・シンセの使い手たちが登場する。
👉唯一のモジュラーシンセ不使用ライブを行うのはCRZKNY!
さらにイベントのゲストとして、唯一モジュラーシンセ以外での自己表現を許された、「広島の鬼才」、「日本のJuke/Footworkシーンの異端者」として知られ、先述のWSZ80とも親交が深いがCRZKNYがライブセットで出演する。
CRZKNYは、今年4月に名古屋のコレクティヴ・GOODWEATHERより、フィジカルオンリー・3枚組の衝撃作である3rdアルバム『MERIDIAN』をリリースし、様々なジャンルに属するアーティスト、評論家たちから高評価を獲得。アルバムリリース以降は、例年以上に精力的にライブ活動を行っており、自身のリリースツアーの他、「Outlook Festival Japan Launch Party 2017」や、8月にageHaで行われたジャンルレスに全38組の出演者が集った「Anthem ・ MALTINE SEED BOX ・ GOODWEATHER×異レギュラー」などフェスにも出演。
今月9/23-9/24に長野県で行われる「りんご音楽祭 2017」では9/23・おやきステージへの出演が決まっており、その告知のために制作された『MERIDIAN』収録曲「∞ feat.浅見北斗 (have a nice day!) 」を使ったMVも話題になったばかり。
「癖のある生の電子音を奏でるモジュラーシンセの使い手VSゲストのCRZKNY」という構図でも楽しめそうなこちらはデイイベントながら、今月の記憶に残るイベントになること間違いなし!
なお、今回のイベントの開催を記念して、THINGSのウェブサイトでは、オーガナイザーのWSZ80とSakanaによるこのイベントを始めることになったきっかけなど2人の熱いモジュラー対談が掲載されているので、そちらも気になる人はイベント前にチェックすることをおすすめしたい!
なお、イベントは当日20時より開始、詳細は下記のとおり。
▶︎Event info
THINGS -Electric Dance Modular-
9/14(木) at Circus Tokyo
GUEST LIVE:
CRZKNY
MODULAR SYNTHESIZER LIVE:
LEF!!!CREW!!!
RINTARO(探心音)
Z_Hyper
taro aiko(ENDON)
galcid
LOUNGE MODULAR LIVE / DJ:
SAKANA
MORE INFORMATION >
http://things-modular.com/
http://circus-tokyo.jp/event/things-electric-dance-modular/
OPEN 20:00
DOOR: 1,500yen (1D)
Text by Jun Fukunaga Edited by Pointed
Top Image via THINGS